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BS放送受信システム施工業者の皆様、視聴者の皆様へのお願い

~BS放送受信システム施工業者の皆様、視聴者の皆様へのお願い~

平成24年3月から新たなチャンネル(21チャンネル及び23チャンネル)によるBS放送が開始されているところですが、同チャンネルに適用することのできる屋外設置型のBS放送受信用増幅器を使用する一部の形態の放送受信システムでは、衛星から発射されたBS21チャンネル又はBS23チャンネルの電波を受信した際に、同システムから漏えいした電波が携帯電話等に干渉を与えることが判明しております。
ついては、携帯電話等との干渉防止と良好なBS放送受信システムの設置のために、今後、次のことにご留意ください。

(図1:障害発生イメージ)

1.BS/110度CS放送受信システム設置の際にお願いしたいこと

  • ブースタの利得調整を適正に行いましょう。利得は最大にしがちですが、測定器などを使用し、必要以上に利得を上げないよう注意する必要があります。
  • コネクタや配線部分は、風や振動で緩むことがあります。また、雪でケーブルが引きちぎられたりすることがありますので、正しく配線し堅固に留めましょう。
  • ケーブル同士を接続する際はコネクタを使用した正規の方法で接続しましょう。ケーブル同士を直接接続するいわゆる「手ひねり」による接続は受信不良や干渉の要因となります。(図2)

    (図2:手ひねり接続)

  • アンテナ・ブースタやケーブル等を設置したまま長期間点検・取り替えを行っていない場合には、錆や経年変化による老朽化が干渉の要因ともなります。定期的に点検を行い、必要であれば新品に交換するなどしましょう
  • アンテナ・ブースタ等を設置する場合は、付属の取扱説明書を良く読んで正しく設置しましょう。

2.製品を選択する際にお願いしたいこと

  • BS/110度CS放送受信システムを設置する場合、屋外に設置する機器(ブースタ・分配器等)はF型接栓(コネクタ)タイプのものをお勧めします。 (図3)

    (図3:F型接栓)

  • 同軸ケーブルはシールド効果(電磁的遮蔽)に優れた衛星放送対応のS-4C-FB 以上のものをお勧めします。

3.施工先のご家庭等にお知らせしたいこと

携帯電話等への干渉が発生した場合には、総務省などが障害の原因を調査・特定し、原因となっているお宅にブースタ、ケーブル等の交換や改修などをお願いすることがあります。調査にお伺いする者は必ず身分証明書を携行しております。

担当:総合通信基盤局電波部電波環境課監視管理室