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平成20年度報告書概要

  1. 伝送効率及び収容効率の向上を可能とする技術
    案件名 概要
    (1) 衛星通信を利用した個人用捜索救助システムの周波数有効利用技術に関する検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 海上、山岳等での遭難通報を行う、衛星通信を利用した個人用捜索救助システム(PLB: Personal Locator Beacon)について、周波数有効利用に資するためのビーコン制御等、PLBの高度化実現のために必要な技術的検討を行う。
    (2) 移動体衛星通信における高速大容量伝送技術の検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 広域災害時等における現場上空のヘリコプターから災害現場の詳細な映像等の大容量の情報を伝送効率を向上させることにより、災害対策関連機関等への高速な伝送を可能とするための技術的検討を行う。
    (3) マイクロ波帯の固定通信システムの周波数有効利用技術の調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます これまで長距離回線等の用途に使用されてきた4GHz帯及び5GHz帯を使用する固定無線通信システムについて、5.85GHzを超える周波数帯に移行する必要があるため、移行先周波数帯での既存システムとの周波数共用のための技術的検討等を行う。
    (4) VHF帯における公共・公益移動無線システムのブロードバンド化等に関する調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます VHF帯を使用する公共・公益分野におけるブロードバンド移動無線システムの導入に向けて、周波数の有効利用を実現するための周波数共同利用の在り方や最適な技術的条件を明らかにするために必要な技術試験及び検討を行う。
    (5) 400MHz帯以下における特定小電力無線システムの高度利用技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます メーターの遠隔検針・監視等の用途で利用可能となる特定小電力無線システムについて、小容量、広エリアかつ低コストのネットワーク構築を想定して、周波数を有効利用するための技術的検討を行う。
    (6) 周波数有効利用のための海上無線アドホックネットワーク技術の調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 伝送速度、伝送距離ともに限定されている海上無線通信システムを改善するため、海上におけるアドホックネットワーク実現のための技術的検討を行う。
    (7) 衛星通信用周波数の有効利用のための伝送信号重畳・キャンセル技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 人工衛星を用いた2つの地球局間の通信では、従来、異なる周波数を用いているが、同一の周波数を使用し、地球局での受信の際に、それぞれ不要となる信号を除去・キャンセルすることにより周波数の有効利用を図ることを可能とする技術的検討を行う。
  2. 混信妨害を軽減又は解消する技術
    案件名 概要
    (1) ウィンドプロファイラレーダーの多重化技術の調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 上空の風向・風速を測定するウィンドプロファイラレーダー(WPR)について、同一周波数により高密度(数km間隔)に配置可能とするため、WPRの技術的条件及び既存のものとの共用技術に関する技術的検討を行う。
    (2) 移動体向けマルチメディア放送システムの共用条件に係る調査リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 2011年の地上テレビジョン放送のデジタル化により空き周波数となるVHF/UHF帯の有効利用方策の一環として、携帯端末向けのマルチメディア放送システムの技術的条件及び既存無線システム等との共用技術に関する技術的検討を行う。
    (3) マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの高度化に向けた調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムについて、実環境下における影響評価、国内における普及状況及び干渉軽減技術等の国際的検討状況の動向調査を行い、将来の技術的条件の見直しに資するための技術的検討を行う。
    (4) 船上地球局(ESV)と他業務の無線局との周波数共用技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 船上地球局(ESV:Earth Stations on board Vessels)の運用範囲を拡大するため、他業務の無線局とESVとの詳細な混信検討を行うとともに、他業務との周波数共用を促進するための技術的検討を行う。
    (5) 航空機内における携帯電話等の利用に関する調査検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 航空機内で携帯電話等を使用可能とする環境実現のため、機内利用の携帯電話等システムに係る技術的条件及びそれらと地上系無線システムとの周波数共用に関する技術的検討を行う。
    (6) 次世代移動通信システムの周波数共用技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます マイクロ波帯における次世代移動通信システムの導入に向け、主に固定マイクロ波通信や衛星通信システムとの周波数共用を検討するとともに、周波数利用効率を高めるために次世代移動通信システムに適した通信方式や伝送方式の検討、空間容量の有効活用等に関する技術的検討を行う。
    (7) ボディエリア無線システムにおける周波数共用技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます ボディエリア内(人が手を伸ばした領域:半径1m程度の領域)での高速データ無線伝送等の実現のため、既存無線システムとの周波数共用に関する技術的検討を行う。
    (8) デジタル電波利用の最適化に向けた雑音調査リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 新たな無線通信システムの導入促進を図るため、既存の無線通信システムとの周波数共用に関する技術基準の策定に資する雑音強度に関する調査(外部雑音の実測や内部雑音の調査等)を行う。
  3. 高周波数帯を有効に利用する技術
    案件名 概要
    (1) ミリ波帯を用いたWPANシステムの周波数有効利用技術リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 家電製品やパソコン等に組み込んで、大容量画像伝送や高速ファイル伝送等の用途が想定される2Gbps以上の伝送速度を有するミリ波帯WPANの実現に向け、他システムとの周波数共用技術や周波数有効利用技術についての技術的検討を行う。
    (2) ミリ波帯高分解能レーダーの干渉回避技術等に関する検討リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 79GHz帯を中心とするミリ波帯を用いた新たなレーダーシステムについて、分解能の高いミリ波レーダー方式の検証やミリ波レーダー間或いは他の無線システムとの共用・干渉等に関する技術的検討を行う。
    (3) レドームの減衰低減技術の高度化リンク先PDFファイルを別ウィンドウで開きます 9GHz帯の気象レーダのレドーム(降雨等からアンテナを保護する設備)に付着する雨滴や水膜による性能劣化を低減させるための技術的検討を行う。
担当:総合通信基盤局電波部電波政策課