2時間目 電波はいつからつかわれるようになったの?

このページの普通ページに戻る
メニューページに戻る


電波は、人類が電波を知る前から、自然界にはあった。たとえば、カミナリが鳴ると電波が発生するんだよ。でも人間はその存在をしる手段をもたなかったから、電波を生活の中で利用することができなかった。
いまでは、携帯電話で遠くにいる人とお話ができるけれど、昔の人はできなかったから、そのため、昔の人は、いろんな方法で、遠くの人と連絡をしようとしてきたんだ。

文字のなかった大昔は太鼓やのろしを使ったし、文字ができるとそれを何かに書いて相手に届けるという通信も生まれた。エジプトでは伝書鳩を使ったり、飛脚に届けさせたりする方法も行われていたんだ。またヨーロッパでは望遠鏡が発明されると腕木通信が考案された。電信機が発明されるまではこれが一番速い通信方法だったんだ。

電池が発明されて、電気が使えるようになると、電信機とモールス信号が発明(1837年)されて、電線を引けばどこへでも連絡できるようになったんだ。1876年にはアメリカのベルによって電話も発明されて、人間は自分の声で直接通信できるようになったんだ。

1888年になってドイツのヘルツという人が初めて電波が存在することを火花放電を使った実験で確かめたんだ。電波の周波数をヘルツ「Hz」で表すけど、それはこの人の名前から付けたんだね。

そしてこの電波を利用して1895年にイタリアのマルコーニという人が無線電信機を発明し、「いつでも、どこでも、だれとでも」という通信の夢がかなえられることになったんだ。

■電波が発見されるまでの歴史
1269年 ペリグリヌス(フランス)羅針盤(方向磁石)の発明
1672年 ゲーリッケ(ドイツ)が回転する硫黄の玉をこする摩擦起電機を発明
1752年 フランクリン(アメリカ)が雷は電気が起こす現象であることを確認(避雷針の発明)
1799年 ボルタ(イタリア)が電池を発明
1821年 電灯(アーク灯)の発明
1825年 スタージャン(イギリス)が電磁石を発明
1837年 モールス(アメリカ)が電信を発明、モールス信号を考案
1840年 発電機の発明
1864年 マクスウェル(イギリス)が電磁波の存在を予言
1866年 大西洋横断海底ケーブルの敷設に成功
1876年 ベル(アメリカ)が電話を発明



■電波利用の歴史
1888年 ヘルツ(ドイツ)が電磁波(電波)の存在を確認
1895年 マルコーニ(イタリア)が無線電信機を発明
1897年 日本でも松代松之助が無線電信機を開発
1901年 マルコーニが大西洋横断無線電信に成功
1906年 「第一回国際無線電信会議」(ベルリン)が開催される
1912年 タイタニック号が遭難、初めて「SOS」の遭難信号を発信
1920年 アメリカでラジオ放送開始
1925年 日本、東京放送局がラジオ放送を開始
テレビの発明(イギリス)
1931年 アメリカでテレビ放送開始
1939年 日本、テレビの公開実験に成功
1941年 アメリカとイギリスでレーダが実用化
1953年 日本、テレビ放送開始
1957年 ソ連、世界最初の人工衛星の打ち上げに成功
1960年 日本、カラーテレビ放送開始
1961年 ソ連、世界最初の有人人工衛星「ボストーク1号」打ち上げ、ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功
1963年 通信衛星「リレー1号」によりヨーロッパとアメリカ、アメリカと日本間のテレビ宇宙中継に成功(アメリカ大統領ケネディー暗殺を伝える衝撃的な映像を中継)
1968年 日本電電公社(現NTT)がポケットベルサービスを開始
1969年 アメリカ、アポロ11号による月面からのカラーテレビ中継
1970年 日本、人工衛星の打ち上げに成功
1977年 日本、気象衛星による天気予報開始
1979年 日本、自動車電話サービス開始
1987年 日本、コードレス電話が急速に普及
1989年 日本、衛星放送開始
1994年 日本、携帯電話の端末機売り切り制度が導入され普及が拡大
1995年 日本、PHSサービス開始


中休み「モールス信号」へ進む