○昭和六十三年郵政省告示第八百七十六号(無線設備規則第四十五条の十二の十第四号の規定に基づくMLS角度系の技術的条件)

(昭和六十三年十二月二十一日)

(郵政省告示第八百七十六号)

無線設備規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十八号)第四十五条の十二の十第四号の規定に基づき、MLS角度系の技術的条件を次のように定め、昭和六十四年一月一日から施行する。

一 方位誘導信号、後方方位誘導信号、高低誘導信号、基本データ信号及び補助データ信号は、別図に示すタイミングにより送信するものであること。

二 監視装置は、次に掲げる状態(当該状態を監視する部分が故障した状態を含む。)が一秒間を超えて継続した場合(1、2及び4に限る。)又は一秒間に二回以上生じた場合(3に限る。)において、その旨を表示することができること。

1 精度が無線設備規則第四十五条の十二の十第一号ニ第二号ニ及び第三号ニに規定する許容値を超えた状態

2 空中線電力がMLS角度系の無線局の運用に支障を与える値まで低下した状態

3 プリアンブル信号を構成する符号に誤りが生じた状態

4 方位誘導信号、後方方位誘導信号及び高低誘導信号の送信回数が無線設備規則第四十五条の十二の十第一号ロ第二号ロ及び第三号ロに規定する許容値を超えた状態

三 制御装置は、前項の場合又は当該制御装置が故障した場合において、少なくとも二〇秒間送信を停止すること。

別図

1 方位誘導信号(ノーマル・レート)の送信のタイミング

項目

クロツクパルス(番号)

時刻(ms)

プリアンブル信号

 

 

搬送波捕捉期間

0

0

受信機基準時間コード

 

 

1

13

0.832

2

14

0.896

3

15

0.960

4

16

1.024

5

17

1.088

フアンクシヨンIDコード

 

 

6

18

1.152

7

19

1.216

8

20

1.280

9

21

1.344

10

22

1.408

11

23

1.472

12

24

1.536

標識信号

25

1.600

機上空中線選択信号

26

1.664

方位誘導OCI信号(後方)

32

2.048

方位誘導OCI信号(左方)

34

2.176

方位誘導OCI信号(右方)

36

2.304

テスト信号

38

2.432

走査ビームの走査

40

2.560

送信休止

 

8.760

走査中間点

 

9.060

走査ビームの走査

 

9.360

テスト信号

 

15.560

機能終了(機上)

 

15.688

機能終了(地上)

 

15.900

注1 送信のタイミングの許容偏差は、2マイクロ秒とする。

注2 プリアンブル信号は、DPSKにより符号化すること。

注3 受信機基準時間コード「I1、I2、I3、I4、I5」は、「1、1、1、0、1」とする。

注4 受信機基準時間コードのうち「I5」は、受信機の同期のための基準時間とする。

注5 フアンクシヨンIDコードのI6からI12までの符号は、次に示すとおりとする。

機能

6

7

8

9

10

11

12

方位誘導信号(ノーマル・レート)

0

0

1

1

0

0

1

方位誘導信号(ハイ・レート)

0

0

1

0

1

0

0

後方方位誘導信号

1

0

0

1

0

0

1

高低誘導信号

1

1

0

0

0

0

1

基本データ信号1

0

1

0

1

0

0

0

基本データ信号2

0

1

1

1

1

0

0

基本データ信号3

1

0

1

0

0

0

0

基本データ信号4

1

0

0

0

1

0

0

基本データ信号5

1

1

0

1

1

0

0

補助データ信号6

0

0

0

1

1

0

1

補助データ信号A

1

1

1

0

0

1

0

補助データ信号B

1

0

1

0

1

1

1

補助データ信号C

1

1

1

1

0

0

0

注6 走査ビームの走査のための送信時刻は、比例角度誘導範囲により変更することができる。

2 方位誘導信号(ハイ・レート)及び後方方位誘導信号の送信のタイミング

項目

クロツクパルス(番号)

時刻(ms)

プリアンブル信号

 

 

搬送波捕捉期間

0

0

受信機基準時間コード

 

 

1

13

0.832

2

14

0.896

3

15

0.960

4

16

1.024

5

17

1.088

フアンクションIDコード

 

 

6

18

1.152

7

19

1.216

8

20

1.280

9

21

1.344

10

22

1.408

11

23

1.472

12

24

1.536

標識信号

25

1.600

機上空中線選択信号

26

1.664

方位誘導OCI信号(後方)

又は後方方位誘導OCI信号(後方)

32

2.048

方位誘導OCI信号(左方)

又は後方方位誘導OCI信号(左方)

34

2.176

方位誘導OCI信号(右方)

又は後方方位誘導OCI信号(右方)

36

2.304

テスト信号

38

2.432

走査ビームの走査

40

2.560

送信休止

 

6.760

走査中間点

 

7.060

走査ビームの走査

 

7.360

テスト信号

 

11.560

機能終了(機上)

 

11.688

機能終了(地上)

 

11.900

注1 送信のタイミングの許容偏差は2マイクロ秒とする。

注2 プリアンブル信号は、DPSKにより符号化すること。

注3 受信機基準時間コード「I1、I2、I3、I4、I5」は、「1、1、1、0、1」とする。

注4 受信機基準時間コードのうち「I5」は、受信機の同期のための基準時間とする。

注5 走査ビームの走査のための送信時刻は、比例角度誘導範囲により変更することができる。

3 高低誘導信号の送信のタイミング

項目

クロツクパルス(番号)

時刻(ms)

プリアンブル信号

 

 

搬送波捕捉期間

0

0

受信機基準時間コード

 

 

1

13

0.832

2

14

0.896

3

15

0.960

4

16

1.024

5

17

1.088

フアンクションIDコード

 

 

6

18

1.152

7

19

1.216

8

20

1.280

9

21

1.344

10

22

1.408

11

23

1.472

12

24

1.536

処理休止

25

1.600

高低誘導OCI信号

27

1.728

走査ビームの走査

29

1.856

送信休止

 

3.406

走査中間点

 

3.606

走査ビームの走査

 

3.806

機能終了(機上)

 

5.356

機能終了(地上)

 

5.600

注1 送信のタイミングの許容偏差は2マイクロ秒とする。

注2 プリアンブル信号は、DPSKにより符号化すること。

注3 受信機基準時間コード「I1、I2、I3、I4、I5」は、「1、1、1、0、1」とする。

注4 受信機基準時間コードのうち「I5」は、受信機の同期のための基準時間とする。

注5 走査ビームの走査のための送信時刻は、比例角度誘導範囲により変更することができる。

4 基本データ信号の送信のタイミング

項目

クロツクパルス(番号)

時刻(ms)

プリアンブル信号

 

 

搬送波捕捉期間

0

0

受信機基準時間コード

 

 

1

13

0.832

2

14

0.896

3

15

0.960

4

16

1.024

5

17

1.088

フアンクションIDコード

 

 

6

18

1.152

7

19

1.216

8

20

1.280

9

21

1.344

10

22

1.408

11

23

1.472

12

24

1.536

データ信号(Ⅰ13~Ⅰ30)

25

1.600

パリテイ信号(Ⅰ31~Ⅰ32)

43

2.752

機能終了(機上)

45

2.880

機能終了(地上)

 

3.100

注1 送信のタイミングの許容偏差は、2マイクロ秒とする。

注2 プリアンブル信号、データ信号及びパリテイ信号は、DPSKにより符号化すること。

注3 受信機基準時間コード「I1、I2、I3、I4、I5」は、「1、1、1、0、1」とする。

注4 受信機基準時間コードのうち「I5」は、受信機の同期のための基準時間とする。

注5 基本データ信号を用いて標識信号を送信する場合は、フアンクシヨンIDコードのI6からI12までの符号は「0、0、0、1、1、0、1」とし、データ信号の構成は次のとおりとする。

画像

5 補助データ信号の送信のタイミング

項目

クロツクパルス(番号)

時刻(ms)

プリアンブル信号

 

 

搬送波捕捉期間

0

0

受信機基準時間コード

 

 

1

13

0.832

2

14

0.896

3

15

0.960

4

16

1.024

5

17

1.088

フアンクションIDコード

 

 

6

18

1.152

7

19

1.216

8

20

1.280

9

21

1.344

10

22

1.408

11

23

1.472

12

24

1.536

アドレス信号(Ⅰ13~Ⅰ20)

25

1.600

データ信号(Ⅰ21~Ⅰ69)

33

2.112

パリテイ信号(Ⅰ70~Ⅰ76)

82

5.248

機能終了(機上)

 

5.696

機能終了(地上)

 

5.900

注1 送信のタイミングの許容偏差は、2マイクロ秒とする。

注2 プリアンブル信号、アドレス信号、データ信号及びパリテイ信号は、DPSKにより符号化すること。

注3 受信機基準時間コード「I1、I2、I3、I4、I5」は、「1、1、1、0、1」とする。

注4 受信機基準時間コードのうち「I5」は、受信機の同期のための基準時間とする。

無線設備規則第四十五条の十二の十第四号の規定に基づくMLS角度系の技術的条件

昭和63年12月21日 郵政省告示第876号

(昭和64年1月1日施行)

体系情報
第1編 法  令(令和5年1月1日現在)/第11章 情報通信/第2節 
沿革情報
昭和63年12月21日 郵政省告示第876号