○平成二十三年総務省告示第三百五号(標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式第八十条第二項の規定に基づくベースバンドヘッダ情報及びフィジカルレイヤヘッダ情報の構成)
(平成二十三年六月二十九日)
(総務省告示第三百五号)
標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式(平成二十三年総務省令第八十七号)第八十条第二項の規定に基づき、ベースバンドヘッダ情報及びフィジカルレイヤヘッダ情報の構成を次のように定め、平成二十三年六月三十日から施行する。
なお、平成十九年総務省告示第百三十五号(ベースバンドヘッダ情報及びフィジカルレイヤヘッダ情報の構成を定める件)は、平成二十三年六月二十九日限り廃止する。
1 ベースバンドヘッダ情報の構成は、別表第一号に示すとおりとする。
2 フィジカルレイヤヘッダ情報の構成は、別表第二号に示すとおりとする。
別表第一号 ベースバンドヘッダ情報の構成
注
1 MATYPEの構成は、別記に示すとおりとする。
2 UPLは、ユーザーパケット長をビット数で書き込む領域とする。
3 DFLは、データフィールド長をビット数で書き込む領域とする。
4 SYNCは、TSパケットの同期バイトの値を転記する。
5 SYNCDは、データフィールドの先頭から収容する最初のユーザーパケットの先頭までのビット数を書き込む領域とする。
6 CRC-8は、ベースバンドヘッダの先頭9バイトに対して、8ビットのCRC誤り訂正(生成多項式:g(X)=X8+X7+X6+X4+X2+1)を行ったものとする。
別記 MATYPEの構成
注
1 単位の指定のない数字は、その領域のビット数を示す。以下同じ。
2 TS/GSは、入力ストリーム形式を示すために使用する領域とする。
3 SIS/MISは、入力ストリーム数を示すために使用する領域とする。
4 CCM/ACMは、変調モードを示すために使用する領域とする。
5 ISSYIは、入力信号の同期制御を示すために使用する領域とする。
6 NPDは、ヌルパケットの削除制御を示すために使用する領域とする。
7 ROは、ロールオフ率を示すために使用する領域とする。
8 各領域の割当ては、次表のとおりとする。
領域 | 値 | 意味 |
TS/GS | ‘11’ | トランスポートストリーム |
SIS/MIS | ‘1’ | 単一ストリーム |
CCM/ACM | ‘1’ | 固定符号化及び変調 |
ISSYI | ‘0’ | 入力信号同期制御なし |
NPD | ‘0’ | ヌルパケット削除制御なし |
RO | ‘10’ | ロールオフ率0.2 |
別表第二号 フィジカルレイヤヘッダ情報の構成
注
1 MODCODは、変調方式及び符号化率を示すために使用する領域とする。
2 TYPEは、FECフレーム長及び同期パイロット信号の有無を示すために使用する領域とする。
3 各領域の割当ては、次表のとおりとする。
領域 | 値 | 意味 |
MODCOD | ‘01100’ | 八相位相変調、符号化率3/5 |
‘01101’ | 八相位相変調、符号化率2/3 | |
TYPE | ‘00’ | FECフレーム長64800ビット、同期パイロット信号無 |
‘01’ | FECフレーム長64800ビット、同期パイロット信号有 |