○標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式第十三条第三項等の規定に基づくTMCC情報の構成
(平成二十三年六月二十九日)
(総務省告示第三百四号)
標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式(平成二十三年総務省令第八十七号)第十三条第三項(第二十四条において準用する場合を含む。)、第五十四条第三項(第七十七条において準用する場合を含む。)及び第六十一条第三項(第八十四条において準用する場合を含む。)の規定に基づき、TMCC情報の構成を次のように定め、平成二十三年六月三十日から施行する。
なお、平成二十一年総務省告示第九十号(TMCC情報の構成を定める件)は、平成二十三年六月二十九日限り廃止する。
1 標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式(平成二十三年総務省令第八十七号。以下「標準方式」という。)第二章から第四章第二節までに定めるデジタル放送に関するTMCC情報の構成は、別表第一号に示すとおりとする。
2 標準方式第五章第二節及び第六章第三節に定めるデジタル放送に関するTMCC情報の構成は、別表第二号に示すとおりとする。
3 標準方式第五章第三節及び第六章第五節に定めるデジタル放送に関するTMCC情報の構成は、別表第三号に示すとおりとする。

別表第一号 標準方式第2章から第4章第2節までに定めるデジタル放送に関するTMCC情報の構成
(平25総省告453・一部改正)
ビット割当て
説明
備考
B20〜B21
システム識別
別記第1のとおり
B22〜B25
伝送パラメータ切替指標
別記第2のとおり
B26
起動制御信号
別記第3のとおり
B27
カレント情報
部分受信フラグ
別記第4のとおり
B28〜B40
 
A階層伝送パラメータ情報
別記第5のとおり
B41〜B53
 
B階層伝送パラメータ情報
 
B54〜B66
 
C階層伝送パラメータ情報
 
B67
ネクスト情報
部分受信フラグ
別記第4のとおり
B68〜B80
 
A階層伝送パラメータ情報
別記第5のとおり
B81〜B93
 
B階層伝送パラメータ情報
 
B94〜B106
 
C階層伝送パラメータ情報
 
B107〜B109
連結送信位相補正量
別記第10のとおり
B110〜B121
未定義
全て‘1’
1 より小さいセグメント番号のセグメントを含む階層から順にA階層、B階層、C階層とする。
2 カレント情報は、現在の階層構成及び伝送パラメータを記述し、ネクスト情報には切替後の伝送パラメータを記述する。
3 ネクスト情報は、切替前の任意の時間で設定又は変更を行うことができる。
4 ネクスト情報を伝送しない場合は、B67〜B106は全て‘1’とする。
別記第1 システム識別
意味
00
地上デジタルテレビジョン放送システム
01
地上デジタル音声放送システム
10〜11
未定義
別記第2 伝送パラメータ切替指標
意味
1111
通常の値
1110
切替え15フレーム前
1101
切替え14フレーム前
1100
切替え13フレーム前
0010
切替え3フレーム前
0001
切替え2フレーム前
0000
切替え1フレーム前
1 伝送パラメータを切り替える場合には、伝送パラメータ切替指標をカウントダウンすることにより、受信機に切替えの通知とタイミングの通知を行う。
2 ‘0000’の次は‘1111’に戻るものとする。
3 新たな伝送パラメータは‘1111’に戻ったフレームから適用する。
別記第3 起動制御信号
意味
0
起動制御なし
1
起動制御あり(緊急警報信号を伝送する場合)
別記第4 部分受信フラグ
意味
0
部分受信なし
1
部分受信あり
注 部分受信がある場合は、部分受信階層はA階層で指定されるものとする。
別記第5 伝送パラメータ情報
説明
ビット数
備考
キャリア変調マッピング方式
3
別記第6のとおり
畳込み符号化率
3
別記第7のとおり
時間インターリーブの長さ
3
別記第8のとおり
セグメント数
4
別記第9のとおり
別記第6 キャリア変調マッピング方式
意味
000
DQPSK
001
QPSK
010
16QAM
011
64QAM
100〜110
未定義
111
未使用の階層
別記第7 畳込み符号化率
意味
000
1/2
001
2/3
010
3/4
011
5/6
100
7/8
101〜110
未定義
111
未使用の階層
別記第8 時間インターリーブの長さ
意味(Iの値)
000
0(Mode 1)、0(Mode 2)、0(Mode 3)
001
4(Mode 1)、2(Mode 2)、1(Mode 3)
010
8(Mode 1)、4(Mode 2)、2(Mode 3)
011
16(Mode 1)、8(Mode 2)、4(Mode 3)
100
32(Mode 1)、16(Mode 2)、8(Mode 3)
101〜110
未定義
111
未使用の階層
別記第9 セグメント数
意味
0000
未定義
0001
セグメント数1
0010
セグメント数2
0011
セグメント数3
0100
セグメント数4
0101
セグメント数5
0110
セグメント数6
0111
セグメント数7
1000
セグメント数8
1001
セグメント数9
1010
セグメント数10
1011
セグメント数11
1100
セグメント数12
1101
セグメント数13
1110
未定義
1111
未使用の階層
別記第10 連結送信位相補正量
意味
000
−1/8×2π
001
−2/8×2π
010
−3/8×2π
011
−4/8×2π
100
−5/8×2π
101
−6/8×2π
110
−7/8×2π
111
位相補正なし

別表第二号 標準方式第5章第2節及び第6章第3節に規定するデジタル放送に関するTMCC情報の構成
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1 変更指示は、TMCC情報の内容に変更が生じるごとに1ずつ加算されるものとし、その値が‘11111’となった場合は、‘00000’に戻るものとする。
2 伝送モード/スロット情報は、伝送主信号に対して誤り訂正内符号化した信号の変調方式、誤り訂正内符号の符号化率の組み合わせ及び使用スロット数を示すものとし、その構成は別記第1に示すとおりとする。
3 相対TS/スロット情報は、48スロット(無効スロットを含む。)に割り当てられる相対TS番号を伝送する領域とし、その構成は別記第2に示すとおりとする。
4 相対TS/TS ID対応表は、符号化信号を識別するためのトランスポートストリーム識別子(以下「TS ID」という。)と同一周波数において複数のTSを効率的に伝送するための相対TS番号との対応関係を示す領域とし、その構成は別記第3に示すとおりとする。
5 起動制御信号は、緊急警報信号を伝送するものとし、受信機の起動制御を行う場合には‘1’とし、それ以外の場合には‘0’とする。
6 アップリンク制御情報は、地球局の切替制御に使用することができるものとする。
7 拡張情報の構成は、別記第4に示すとおりとする。
別記第1 伝送モード/スロット情報の構成
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1 伝送モードは次表のとおり変調方式と誤り訂正内符号の符号化率の組合せを示すものとし、変調方式の位相数が高いもの(変調方式が同じ場合は誤り訂正内符号の符号化率が高いもの)から順に伝送モード1、伝送モード2、伝送モード3、伝送モード4に割り当てることとする。
変調方式と誤り訂正内符号の符号化率の組合せ
0000
未定義
0001
BPSK(1/2)
0010
QPSK(1/2)
0011
QPSK(2/3)
0100
QPSK(3/4)
0101
QPSK(5/6)
0110
QPSK(7/8)
0111
TC8PSK(2/3)
1000―1110
未定義
1111
割当て方式なし
2 同時に使用する変調方式と誤り訂正内符号の符号化率の組合せが4に満たない場合には、割当てのない伝送モードの値を‘1111’とし、その割当てスロット数を‘000000’とする。
3 各伝送モードを割り当てるスロット数の合計は、48とする。
別記第2 相対TS/スロット情報の構成
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注 相対TS番号は、0から7とする。
別記第3 相対TS/TS ID対応表の構成
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別記第4 拡張情報の構成
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1 TMCC情報を拡張する場合は、拡張フラグを‘1’とし、その後ろに続く拡張領域を有効とする。
2 拡張フラグが‘0’の場合には、拡張領域の61ビット全てを‘1’とする。

別表第三号 標準方式第5章第3節及び第6章第5節に規定するデジタル放送に関するTMCC情報の構成
(平26総省告236・一部改正)
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1 変更指示は、TMCC情報の内容に変更が生じるごとに1ずつ加算されるものとし、その値が‘11111111’となった場合は、‘00000000’に戻るものとする。
2 伝送モード/スロット情報は、伝送主信号の変調方式、誤り訂正内符号化の符号化率、衛星出力バックオフ及び割当てスロット数を示すものとし、その構成は別記第1に示すとおりとする。
3 ストリーム種別/相対ストリーム情報は、相対ストリーム番号とストリームの種別の対応関係を示す領域とし、その構成は別記第2に示すとおりとする。
4 パケット形式/相対ストリーム情報は、相対ストリーム番号とパケットの形式の対応関係を示すものとし、その構成は別記第3に示すとおりとする。
5 ポインタ/スロット情報は、スロットに格納される最初のパケットの先頭の位置と最後のパケットの末尾の位置を示すものとし、その構成は別記第4に示すとおりとする。
6 相対ストリーム/スロット情報は、スロットと相対ストリーム番号の対応関係を示すものとし、その構成は別記第5に示すとおりとする。
7 相対ストリーム/伝送ストリームID対応表は、相対ストリーム番号とトランスポートストリーム識別子(ストリーム種別がMPEG―2 TSの場合に限る。)又はTLVストリーム識別子(ストリーム種別がTLVの場合に限る。)との対応関係を示すものとし、その構成は別記第6に示すとおりとする。
8 送受信制御情報は、緊急警報放送における受信機の起動制御のための信号及びアップリンク制御情報を伝送するものとし、その構成は別記第7に示すとおりとする。
9 拡張情報の構成は別記第8に示すとおりとする。
別記第1 伝送モード/スロット情報の構成
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1 変調方式の位相数が高いもの(変調方式が同じ場合は誤り訂正内符号の符号化率が高いもの)から順に伝送モード1から伝送モード8までに割り当てることとする。
2 使用する変調方式、誤り訂正内符号の符号化率及び衛星出力バックオフの組み合わせが8に満たない場合には、割当てのない伝送モードの変調方式を‘1111’、符号化率を‘1111’、割当てスロット数を‘00000000’、衛星出力バックオフを‘00000000’とする。
3 伝送モードの変調方式は、当該伝送モードに割り当てられる変調方式を伝送する領域とし、その割当ては次表に示すとおりとする。
割当て
0000
未定義
0001
π/2シフトBPSK
0010
QPSK
0011
8PSK
0100
16APSK
0101〜1110
未定義
1111
割当て方式なし
4 伝送モードの符号化率は、当該伝送モードに割り当てられる符号化率を伝送する領域とし、その割当ては次表に示すとおりとする。
割当て
0000
未定義
0001
41/120
0010
49/120
0011
61/120
0100
73/120
0101
81/120
0110
89/120
0111
93/120
1000
97/120
1001
101/120
1010
105/120
1011
109/120
1100〜1110
未定義
1111
割当て方式なし
5 伝送モードの衛星出力バックオフは、当該伝送モードに割り当てられる衛星出力バックオフを伝送する領域とし、その割当ては次表に示すとおりとする。
割当て
00000000
0.0dB
00000001
0.1dB
00000010
0.2dB
‥‥
‥‥
11111101
25.3dB
11111110
25.4dB
11111111
25.5dB
6 伝送モードへの割当てスロット数は、無効スロットを含んだスロット数を示すものとし、各伝送モードの割当てスロット数の合計は、120とする。
7 衛星出力バックオフに書き込む値は、搬送波を衛星中継器の出力が飽和レベルとなるように増幅した場合の電力に対する当該伝送モードにおける衛星中継器の出力電力の比をデシベルで表したものの絶対値に10を乗じた値を2進数表示した値とする。
別記第2 ストリーム種別/相対ストリーム情報の構成
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注 ストリーム種別の割当ては次表に示すとおりとする。
割当て
00000000
未定義
00000001
MPEG―2 TS
00000010
TLV
00000011〜11111110
未定義
11111111
割当て種別なし
別記第3 パケット形式/相対ストリーム情報の構成
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1 パケット長は、パケットのバイト長を記述する領域とし、その値はストリーム種別がMPEG―2 TSの場合は0x00BCとし、TLVの場合は0x0000とする。
2 同期パターンビット長は、パケットの先頭に配置される同期パターンのビット長を記述する領域とし、その値はストリーム種別がMPEG―2 TSの場合は0x08とし、TLVの場合は0x00とする。
3 同期パターンは、パケットの先頭に付加される同期パターンを記述する領域とし、その値はストリーム種別がMPEG―2 TSの場合は0x47000000とし、TLVの場合は0x00000000とする。
4 スロットの割当てのない相対ストリーム番号については、パケット長、同期パターンビット長及び同期パターンは全てのビットを‘0’とする。
別記第4 ポインタ/スロット情報の構成
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1 トップポインタは、スロット中の最初のパケットの先頭バイトの位置を示す領域とし、その値はスロットヘッダを除いたスロットの先頭からのバイト数とする。
2 トップポインタの値は、先頭バイトがスロット中に存在しない場合には、0xFFFFとする。
3 ラストポインタは、スロット中にすべて包含されたパケットのうち最後のパケットの最終バイトの位置を示す領域とし、その値はスロットヘッダを除いたスロット先頭からのバイト数に1を加えた値とする。
4 ラストポインタの値は、最終バイトがスロット中に存在しない場合には、0xFFFFとする。
別記第5 相対ストリーム/スロット情報の構成
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別記第6 相対ストリーム/伝送ストリームID対応表の構成
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別記第7 送受信制御情報の構成
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1 起動制御信号は、緊急警報信号を伝送するものとし、受信機の起動制御を行う場合には‘1’とし、それ以外の場合には‘0’とする。
2 アップリンク制御情報は、地球局の切替制御に使用することができるものとする。
別記第8 拡張情報の構成
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1 TMCC情報を拡張する場合は、拡張識別を‘0000000000000000’以外の値とする。
2 拡張識別が‘0000000000000000’の場合には、拡張領域の3598ビット全てを‘1’とする。