「声(こえ)」「音(おと)」「絵(え)」なんかを遠(とお)くへ伝(つた)えるとき、電波(でんぱ)を使(つか)っているんだ。電波(でんぱ)は見(み)えないし、聞(き)こえないし、さわれない。でも毎日(まいにち)、みんなのまわりでは、いっぱい電波(でんぱ)を使(つか)っているんだよ。
ところで、このマンガみたいに、落(お)ちている機械(きかい)はスイッチオンしないこと。変(へん)な電波(でんぱ)を出(だ)すものだったらタイヘンだよ!みんなが迷惑(めいわく)するし、キケンかもしれないよ。
電波(でんぱ)は、1秒間(びょうかん)で地球(ちきゅう)を7周(しゅう)半(はん)するぐらいのスピードなんだよ。新幹線(しんかんせん)やジェット機(き)、ロケット・・・どれよりもすごく早(はや)い!電波(でんぱ)は、光(ひかり)と同(おな)じ速(はや)さなんだ。
電波(でんぱ)は、水面(すいめん)にできる波(なみ)と同(おな)じような感(かん)じで広(ひろ)がって、伝(つた)わるんだよ。水(みず)にモノが落(お)ちると、波(なみ)ができるよね。電波(でんぱ)は、その波(なみ)と同(おな)じように進(すす)み遠(とお)くまで届(とど)くんだよ。
重(おも)さはグラム、長(なが)さはメートル、同(おな)じように電波(でんぱ)にも単位(たんい)があるんだよ。電波(でんぱ)の波(なみ)が1秒間(びょうかん)に何回(なんかい)繰(く)り返(かえ)されたのか、これを「周波数(しゅうはすう)」って呼(よ)んでいるんだ。電波(でんぱ)の波(なみ)の山(やま)が3個(こ)ならば、その電波(でんぱ)の周波数(しゅうはすう)は3ヘルツになるんだよ。
電波(でんぱ)は紙(かみ)や木(き)、ガラスは通(とお)りぬけちゃうんだ。でも金属(きんぞく)では反射(はんしゃ)しちゃう。ビルの中(なか)で、携帯(けいたい)電話(でんわ)・スマートフォン(スマホ)が使(つか)えないときがあるよね。携帯(けいたい)電話(でんわ)・スマホは、電波(でんぱ)を使(つか)って通信(つうしん)しているんだよ。だから、ビルのカベの外(そと)や中(なか)に鉄骨(てっこつ)などがあると、それが電波(でんぱ)のじゃまをしていることもあるんだよ。
電波(でんぱ)が伝(つた)わるとき、まっすぐに進(すす)まないときもあるんだよ。地面(じめん)に反射(はんしゃ)する電波(でんぱ)、山(やま)の上(うえ)で曲(ま)がる電波(でんぱ)もあるんだね。