4時間(じかん)目(め)

電波(でんぱ)にもルールが
あるんだよ

電波(でんぱ)を使(つか)う機械(きかい)にルールがあることは、さっき紹介(しょうかい)したよね。機械(きかい)だけじゃなく、電波(でんぱ)の使(つか)い方(かた)にもルールがあるんだよ。自分勝手(じぶんかって)に電波(でんぱ)を使(つか)っちゃうと、まわりの人(ひと)たちが大迷惑(だいめいわく)！「お年寄(としよ)りの席(せき)ですよ」と書(か)いてあるのに、若(わか)い人(ひと)が1人(ひとり)で2人(ふたり)分(ぶん)の席(せき)に座(すわ)っている！静(しず)かな図書館(としょかん)で、大声(おおごえ)で本(ほん)を読(よ)んでいる人(ひと)がいる！そんなのダメだよね。電波(でんぱ)にも「指定席(していせき)」や「大(おお)きさの決(き)まり」があるんだよ。それと、歩(ある)きながら携帯(けいたい)電話(でんわ)・スマホを使(つか)わないこと！それも大切(たいせつ)なことだよ。

電波(でんぱ)は周波数(しゅうはすう)ごとに使(つか)い方(かた)が決(き)まっているよ

電波(でんぱ)には、波(なみ)がゆるやかな電波(でんぱ)（低(ひく)い周波数(しゅうはすう)）から、波(なみ)がけわしい電波(でんぱ)（高(たか)い周波数(しゅうはすう)）までいろいろな周波数(しゅうはすう)があるんだ。そして、周波数(しゅうはすう)の高(たか)さによって、まっすぐ進(すす)む、はばひろく届(とど)くといった特徴(とくちょう)もあるよ。電波(でんぱ)は、周波数(しゅうはすう)で区切(くぎ)ることができるので、周波数(しゅうはすう)ごとにその特徴(とくちょう)にあわせて、いつ誰(だれ)が、どんな大(おお)きさで使(つか)えるのかが決(き)められているんだよ。

“めいろ”ゲームに挑戦(ちょうせん)しよう！

電波(でんぱ)の波(なみ)の山(やま)と山(やま)の間(あいだ)の長(なが)さのことを「波長(はちょう)」というんだよ。ゴールに向(む)かうにつれて波長(はちょう)は長(なが)くなってくよ。
波長(はちょう)の長(なが)い「長波(ちょうは)の門(もん)」ではデンパ君(くん)が待(ま)っているよ。

「不法(ふほう)電波(でんぱ)」で、みんな迷惑(めいわく)しているんだ

ルールを守(まも)らない電波(でんぱ)のことを「不法(ふほう)電波(でんぱ)」っていうんだ。みんなに迷惑(めいわく)をかける悪(わる)い電波(でんぱ)なんだよ。不法(ふほう)電波(でんぱ)が出(だ)されると、携帯(けいたい)電話(でんわ)・スマホは使(つか)いづらくなるし、テレビが見(み)えづらくなっちゃう。おまわりさんの無線(むせん)や、消防車(しょうぼうしゃ)・救急車(きゅうきゅうしゃ)の無線(むせん)もじゃましちゃうんだよ。

「デューラス」で不法(ふほう)電波(でんぱ)を探(さが)しているんだ

総務省(そうむしょう)は毎日(まいにち)、不法(ふほう)電波(でんぱ)が出(で)ていないか、電波(でんぱ)の監視(かんし)をしているんだ。不法(ふほう)電波(でんぱ)を監視(かんし)する機械(きかい)には、「デューラス」というのがあるんだよ。デューラスは、電波(でんぱ)の監視(かんし)をする機械(きかい)を、ビルの屋上(おくじょう)や山(やま)の上(うえ)に置(お)いたり、専用(せんよう)の自動車(じどうしゃ)に載(の)せて不法(ふほう)電波(でんぱ)を探(さが)しているんだ。そして、つかまえちゃう！

デューラスは、電波(でんぱ)を正(ただ)しく使(つか)っている人(ひと)たちを、いつも守(まも)ってくれているんだよ。

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