4時間目 電波はいくらつかってもなくならないの?

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電波は石油や石炭のように形のあるものではないから、使ったらなくなるというわけではないんだ。それなら電波が無限にあるのかというとそうではない。それなら、電波は使っても使ってもなくなることはないかというと、そうでもない。
電波はボクたちにとって大事な、しかも限りある資源なんだ。
電波は基本的にはみな同じなんだけど、周波数(波長)によってそれぞれ少しずつ違う性質を持っているんだ。たとえば比較的周波数の低い電波は、物の陰に回りこむ性質があるから山の裏側にも届きやすいけれど、周波数の高い電波は山の裏側には届きにくい。
そして普通のテレビの電波は激しい雨が降ってもあまり変わらないけれど、周波数のとても高い衛星放送の電波は雨粒に当たって弱くなってしまい受信できなくなってしまうことがある。また、時報など正確な時刻のもとになっている標準電波には遠くまで届く性質のある低い周波数の電波が使われている。
つまり、電波を利用するときは、その利用のしかたに一番あった周波数の電波がつかわれているんだ。そしてその周波数の電波には限りがある。だから、電波をみんなで大事に有効に使っていく必要があるんだ。

たくさんの人が電波を使っているのになぜ混信しないの?

電波はどこまでも広がっていくから、使い方の規則は世界中で決める必要があるんだ。
日本では総務省がその規則を定めて、放送局や通信会社に周波数を割り当てているんだよ。

●電波で情報を送るには周波数の幅が必要
たとえば2人の人が同じ場所で同じ時刻に同じ周波数の電波を使えば、互いに混信してしまう。
では、ラジオのある放送局の電波が594kHzだから、1kHz違う595kHzで電波を出せば混信しないかというと、そうはいかないんだよ。
電波に声の情報を乗せると、電波の周波数の幅が広がるから、ある一定の幅が必要になってしまうんだ。
そこで、ある一定の間隔をあけて周波数を割り当て、おたがいに混信しないようにしているんだ。
携帯電話は同じ周波数をたくさんの人が使っているけれど、電波を発射する周波数と時間をいろいろ変えて、互いに混信しないように工夫しているんだよ。


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