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別記第6 ユニット制御の構成
ビット位置
制御事項
ビットデータ
   
1
0
b1
(未定義)
b2
パターンデータの圧縮又は非圧縮
圧縮
非圧縮
b3
パターンデータの有無
無(すべて0)
b4
表示機能データの圧縮又は非圧縮
圧縮
非圧縮
b5
コンシールの有無
無(コンシール終了)
b6
フラッシングの有無
無(フラッシング終了)
b7
背景色データの有無
無(透明)
b8
前景色データの有無
無(最大輝度白)
注 パターンデータ又は各表示機能データを「無」と指定した場合は、当該ユニット内で( )内の状態が指定されたものとする。

別記第7 圧縮型の表示機能データの構成
イメージ

別記第8 前景色及び背景色の表示機能状態符号の構成
表示機能状態符号
前景色又は背景色
カラーマップ下位アドレス
b8
b7
b6
b5
 
0
0
0
0
0
0
0
0
1
最大輝度赤
1
0
0
1
0
最大輝度緑
2
0
0
1
1
最大輝度黄
3
0
1
0
0
最大輝度青
4
0
1
0
1
最大輝度マゼンタ
5
0
1
1
0
最大輝度シアン
6
0
1
1
1
最大輝度白
7
1
0
0
0
透明
8
1
0
0
1
半輝度赤
9
1
0
1
0
半輝度緑
10
1
0
1
1
半輝度黄
11
1
1
0
0
半輝度青
12
1
1
0
1
半輝度マゼンタ
13
1
1
1
0
半輝度シアン
14
1
1
1
1
半輝度白
15
注 非圧縮形の場合は、表示機能状態符号はb4〜b1に指定されることもある。

別記第9 フラッシング及びコンシールの表示機能状態符号の構成
(1) フラッシングの構成
表示機能状態符号
フラッシング
b8
b7
b6
b5
 
0
0
0
0
正相フラッシング開始
0
1
1
1
逆相フラッシング開始
1
1
1
1
フラッシング終了
(2) コンシールの構成
表示機能状態符号
コンシール
b8
b7
b6
b5
 
0
0
0
0
コンシール開始
1
1
1
1
コンシール終了

別記第10 非圧縮型の表示機能データの構成
イメージ

別記第11 圧縮型パターンデータの構成
イメージ
EOL:ラインの終了を指示する符号
FOU:ユニットのパターンデータの終了を指示する符号
FIL:バイト境界を合わせるための1ビットから7ビットの0により構成する穴埋め符号

別記第12 1ランの構成
ラン長
ターミネイト符号
ラン長
メークアップ符号
0
00000100
32
101100
1
01
64
10101010
2
11
96
10101011
3
100
128
10101100
4
0001
160
10101101
5
00100
192
10101110
6
10100
224
10101111
7
001010
256
10110100
8
001100
288
10110101
9
0000100
320
10110110
10
0011111
352
10110111
11
1010100
384
10111100
12
00000101
416
10111101
13
00000110
448
10111110
14
00000111
480
10111111
15
00001010
   
16
001110
   
17
00001011
   
18
00001100
   
19
00001101
   
20
00001110
   
21
00001111
   
22
00101100
   
23
00101101
   
24
00101110
   
25
00101111
   
26
00110100
   
27
00110101
   
28
00110110
   
29
00110111
   
30
00111100
EOL
101110
31
00111101
EOU
00000000

別記第13 0ランの構成
ラン長
ターミネイト符号
ラン長
メークアップ符号
0
00001
32
1110
1
0100
64
11011
2
0111
96
111100
3
1010
128
111110
4
1100
160
1111110
5
00100
192
00111110
6
00110
224
00111111
7
01100
256
01010110
8
01101
288
01010111
9
000100
320
01011110
10
000110
352
01011111
11
000111
384
10111110
12
001010
416
10111111
13
001110
448
11111110
14
010100
480
11111111
15
10110
   
16
11010
   
17
0000010
   
18
0000011
   
19
0001011
   
20
0010110
   
21
0010111
   
22
0011110
   
23
010110
   
24
101110
   
25
0101010
   
26
0101110
   
27
00010100
   
28
1011110
   
29
00010101
   
30
1111010
EOL
100
31
1111011
EOU
00000000

別表第二十四号 多層フォトグラフィック図形表示による図形の符号化
項目
符号化の内容
1 多層フォトグラフィックデータユニットデータの構成
(1) データユニットデータの構成は、別記第1に示すとおりとする。
(2) フィールド制御部は、2進値により示した9バイトの符号であり、その構成は別記第2に示すとおりとする。
(3) ユニットデータ部は、2進数により示した可変長の図形データである。
m層からなるユニットデータ部の伝送において各画素のカラーマップアドレスは、各画素の第1層のデータを最下位ビット、第m層のデータを最上位ビットとする。
2 フィールド制御部の符号化
(1) 多層書込みモードは、「0」の場合層別書込みモードを指定し、「1」の場合は未定義とする。
(2) 書込み層数は、「000」の場合4層を、「001」の場合は5層をb7からb5の順により示す。
(3) 書込みモードは、別表第二十三号の2の(2)に同じ。
(4) Py、Pxは、別表第二十三号の2の(3)に同じ。
(5) By、Bxは、別表第二十三号の2の(4)に同じ。
(6) Uy、Uxは、別表第二十三号の2の(5)に同じ。
(7) SDは、別表第二十三号の2の(6)に同じ。
(8) Fy、Fxは、別表第二十三号の2の(7)に同じ。
3 ユニットデータ部の符号化
(1) 多層ユニット制御の構成は、別記第3に示すとおりとし、その符号構成は、別記第4に示すとおりとする。
(2) パターンデータは、指定されたデータ圧縮方式により送出する。パターンデータが「0」又は「1」で一定である場合は、伝送省略指定によりパターンデータ送出を省略できる。
パターンデータの符号化は、別表第二十三号の3の(4)及び(5)に同じ。
4 多層フォトグラフィックデータユニットを伝送する場合の制限
(1) 四層フォトグラフィック伝送の場合のデフォルトパレット番号は、1とする。
(2) フラッシング制御及び一層フォトグラフィック図形のコンシール制御を含むページデータでは、ブリンク制御は行わない。
(3) 多層フォトグラフィックデータユニットは、本文、ヘッダ文、ジオメトリック及び一層フォトグラフィックデータユニットの前に送出する。ただし、四層フォトグラフィックデータユニットは、それまでの色の種類が15以下の場合はこの限りでない。
多層フォトグラフィックデータユニットの後に送出する本文、ヘッダ文及び一層フォトグラフィックデータユニットにはフラッシング及びコンシール制御を含まないものとする。

別記第1 データユニットデータの構成
イメージ
W2:多層書込モード指定
UC2:多層ユニット制御

別記第2 フィールド制御部の構成
イメージ

別記第3 多層ユニット制御の構成
イメージ

別記第4 伝送省略指定及びデータ圧縮方式の符号構成
b4
b3
伝送省略指定
0
0
パターンデータなし 全画素 0
0
1
パターンデータなし 全画素 1
1
0
パターンデータなし 書込みせず
1
1
パターンデータあり
b2
b1
データ圧縮方式
0
0
非圧縮
1
0
圧縮(モディファイドハフマン符号)

別表第二十五号 DRCS図形表示による図形の符号化
項目
符号化の内容
1 DRCSデータユニットデータの構成
別記第1に示すとおりとする。
2 DRCS図形表示による図形の符号化
(1) DRCS図形は、別表第二十号(4)に示すDRCS符号集合の外字符号の組合せにより表示する。
(2) 送出モードは、パターンデータの送出と着色の方法及びデータの初期化動作を示す。
パターンデータの送出及び着色方法は2進値によりb8からb5で示し、「0」の場合、非圧縮パターンデータを2色に塗り分ける方法とし、その他の場合は、未定義とする。
データの初期化動作は、b1が「1」の場合、すべての外字符号集合のデータのクリアを行い、b1が「0」でb2が「1」の場合は、そのデータユニットデータでパターンデータを送出する外字の属する外字符号集合のデータのクリアを行うものとする。
b3及びb4は未定義とする。
同一番組データ内においてすでにパターンデータを送出した外字のパターンデータを送出する場合は、b1又はb2を「1」とし、非一括形番組において各ページデータ内の最初にあるDRCSデータユニットを送出する場合は、b1を「1」とする。
(3) 論理画素構成は、2進値によりDRCSパターンデータの論理画素構成を示し、各論理画素構成の指定は別記第2に示すとおりとする。
(4) 先頭外字符号は、送出する先頭のパターンデータに対応する外字符号を指定する。
複数の外字のパターンデータを送出する場合、先頭以降のパターンデータに対応する外字符号はその値が1ずつ増えるものとする。
1のDRCSデータユニットデータで2以上の外字符号集合にわたるパターンデータの送出は行わないものとする。
1バイトDRCSデータユニットデータでは、PB7で外字符号集合との対応を指定し、04/1はDRCS―1、04/2はDRCS―2、……04/14はDRCS―14、04/15はDRCS―15とする。また、PB8で各外字符号集合における外字符号の値2/1から7/14までの範囲で指定する。
2バイトDRCSデータユニットデータではPB7で対応する外字符号の第1バイト、PB8で第2バイトを指定する。
(5) パターンデータは、論理画素構成で指定する構成の画素を左から右へ主走査、上から下へ副走査して、各画素ごとに前景の場合は「1」、背景の場合は「0」とし、データ列を先頭のバイトからb8……b1の順に順次配列する。
文字のパターンデータを送出する場合、文字のデザイン枠は別記第3を標準とする。
DRCS特殊サイズ1画素構成により送られた文字データを異なるサイズで表示する場合、特殊サイズ1画素構成のデザイン枠と各サイズでの表示のデザイン枠との関係は、別記第4に示すとおりとする。
同時に定義できるDRCSの最大データ量は、基本機能の場合200パケットとし、追加機能を含む場合は、800パケットとする。ただし、DRCS及びDJCSを同時に定義する場合を含む。

別記第1 DRCSデータユニットデータの構成
イメージ

別記第2 DRCSパターンデータの論理画素構成
列番号/行番号
論理画素構成
伝送バイト数
 
名称
論理画素構成
 
   
横 縦
 
07/3
横書標準サイズ画素構成
16×24
48
07/8
横書中形サイズ画素構成
8×24
24
07/r
横書小形サイズ画素構成
8×12
12
07/10
縦書標準サイズ画素構成
24×20
60
07/11
縦書中形サイズ画素構成
24×12
36
06/2
縦書小形サイズ画素構成
12×12
18
06/11
特殊サイズ1画素構成
16×20
40
06/4
特殊サイズ2画素構成
20×20
50
07/12
欧文文字画素構成
6/10
8
注 欧文文字画素構成においては、パターンデータ(以下「PD」という。)の(8)のb4からb1は「0」とし、無効のデータとする。

別記第3 DRCS及びDJCSパターンデータのデザイン枠
イメージ イメージ イメージ イメージ イメージ イメージ イメージ イメージ イメージ

別記第4 特殊サイズ1画素構成で送出したDRCS及びDJCS文字の表示デザイン枠
(1) 横書の書式の場合
イメージ
(2) 縦書の書式の場合
イメージ

別記第二十六号 カラーマップデータの符号化
項目
符号化の内容
1 カラーマップデータユニットデータの構成
別記に示すとおりとする。
2 カラーマップデータの符号化
(1) カラー値長指定は、カラーマップにより着色指定するカラー値及びラスタ色のカラー値のビット長を指定する。
R、G及びBのビット長は「4」とし、2進値によりb4からb1で指定する。
なお、b8からb5は未定義とする。
(2) ヘッダラスタ色値は、ヘッダラスタ色で着色するカラー値をR、G及びBの値により指定する。
すべてのビットが「0」の場合、ヘッダラスタ色値は前に設定されているヘッダラスタ色値と同一とする。
(3) ラスタ色値は、ラスタ色で着色するカラー値をR、G及びBの値により指定する。
すべてのビットが「0」の場合、ラスタ色値は前に設定されているラスタ色値と同一とする。
(4) 先頭カラーマップアドレスは、先頭のカラーマップデーターのカラーマップアドレスをパレット番号及びCMLAで指定する。
パレット番号は0及び1とし、2進値によりb8からb5で指定し、CMLAは0から15までとし、2進値によりb4からb1で指定する。
カラーマップデータの1つのカラー値は、R、G及びBの値により指定する。
カラーマップデータを複数送出する場合は、カラーマップアドレスは、順次1増加したものとみなす。パレット0のCMLA15の次は、パレット1のCMLA0とする。
一連のアドレス順でカラー値を続けて送出し、最後のカラー値のLSBがb1以外で送出する場合は、そのバイトの残りのビットは未定義とする。
基本機能の場合パレット0を、追加機能を含む場合はパレット0又は1を指定できる。ただし、基本機能の場合におけるパレット0は、デフォルト値とする。
パレット番号の0のパレットにおいて、R、G及びBの各値がすべて「0」の場合は、透明とする。

別記 カラーマップデータユニットデータの構成
イメージ
注 ヘッダラスタ色値、ラスタ色値及びカラーマップデータの色の指定において、R、G及びBの値は、最大ビット番号を最上位ビットとし、最小ビット番号を最下位ビットとして指定する。

別表第二十七号 番組索引データユニットデータの符号化
イメージ
1 重畳ライン番号は、番組索引データユニットデータの示す番組の信号が重畳されるテレビジョン映像信号の水平走査期間番号を2進値により示し、14H及び277Hの場合は「4」、15H及び278Hの場合は「5」、16H及び279Hの場合は「6」並びに21H及び284Hの場合は「11」とする。
2 マガジン番号、番組番号1、番組番号2、番組番号3、機能レベル及び番組形態の符号構成は、別表第七号に示すとおりとする。

別表第二十八号 時間応答制御データユニットデータの符号化
項目
符号化の内容
1 時間応答制御データユニットデータの構成
時間応答制御データユニットデータの構成は、別記に示すとおりとする。
2 時間応答制御データユニットデータの符号化
(1) 時間応答制御モードは、時間応答制御の制御内容を2進値により示す。
「0」の場合、現ページの画面の表示開始から次ページの画面の表示開始までの時間の制御を行うモード、「1」の場合、現ページの画面の完成から次ページの表示開始までの時間の制御を行うモード、「2」の場合、付加音再生において発生する音ステータス番号と時間応答制御データユニットデータの音ステータス番号とを照合して、次ページの表示を開始するタイミングを制御するモード及び「3」の場合は、受信側の操作に対応し次ページを選択して表示する応答制御のモードを示す。
(2) 反応時間単位は、反応する時間の単位を示し、「0」の場合は、0.1秒を、「1」の場合は、テレビジョン映像信号のフィールド周期とする。
(3) 反応時間単位数は、PB6を上位バイトPB7を下位バイトとした2進値により0から65,535までの範囲で示す。
反応する時間は、反応時間単位と反応時間単位数の積とし、時間応答制御モードが「0」及び「1」の場合は、ページ間の時間を、「2」の場合は、音ステータス番号の照合一致から表示開始までの遅れ時間を、「3」の場合は、キーインから表示開始までの遅れ時間を示す。
(4) 音ステータス番号は、付加音再生において発生する音ステータス番号と照合する番号とする。b8は「0」、b7は「1」とし、b6からb1は2進値により0から63の範囲を表す。
時間応答制御モードが「2」以外の場合は、無効とする。
(5) 行先ページ番号は、時間応答制御モードが「0」、「1」及び「2」の場合は、次ページのページ番号を、「3」の場合はキーイン番号が無指定の場合の応答に対する次ページのページ番号をb8からb5を十位のけた、b4からb1を一位のけたとした2進化10進数2けたにより示す。
(6) キーイン番号は、応答進行番組において受信側の操作により入力する番号に対する番号をb8からb5を十位のけた、b4からb1を一位のけたとした2進化10進数2けたにより示す。
キーイン番号は、時間応答制御モードが「3」の場合のみ送出し、キーイン行先ページ番号と対でPB10から順次送出する。
(7) キーイン行先ページ番号は、キーイン番号に対応して提示する次ページのページ番号をb8からb5で十位のけた、b4からb1で一位のけたとした2進化10進数2けたにより示す。

別記 時間応答制御データユニットデータの構成
イメージ

別表第二十九号 各表示モード及び欧文横書の書式における文字及び図形の表示並びに符号化の制限
項目
制限の内容
1 全面固定表示モード
ヘッダ文表示領域においては、文字(モザイク図形表示及びDRCS図形表示の図形を含む。以下別表において同じ。)に関する符号化のみを行い、次の制御機能は使用しないものとする。
C0制御符号 APD、APU、APR、APS
C1制御符号 SZX 06/0、SZX 04/1、SZX 04/5、SZX 06/4、SZX 06/11
2 スーパー固定表示モード
(1) 使用できる文字の書式は、標準密度の横書、標準密度の縦書及び欧文横書の書式のみとする。
(2) 表示区画の着色指定が背景色半輝度白の場合、背景となる部分へテレビジョン画像を、信号のレベルを低下させて表示するものとする(シャドー表示)。
(3) ヘッダ文表示領域における制御機能の制限は、全面固定表示モードと同一とする。
3 字幕表示モード
スーパー固定表示モードの制限と同一とする。
4 一行横スクロール表示モード
(1) 使用できる文字の書式は、標準密度の横書のみとし、最初の文字から表示領域の右端より表示する。データの最後の文字が表示領域内に表示された時、スクロールは停止するものとする。
(2) 番組形態は一括形番組とする。
(3) 表示区画の着色指定が背景色半輝度白の場合、背景となる部分へテレビジョン画像を信号のレベルを低下させて表示するものとする(シャドー表示)。
(4) ヘッダ文表示領域は、使用しないものとする。
(5) 次の制御機能は使用しないものとする。
C0制御符号 APB、APF、APD、APU、APR、PAPF、CAN、APS
C1制御符号 SZX 06/0、SZX 04/1、SZX 04/5、SZX 06/4、SZX 06/11、FLC、CDC、MCS、MCT、SWF、CCC、WMM
(6) 着色指定は、最初の文字符号又はCSの後の最初の文字符号に先立って行うこととする。
5 全面縦スクロール表示モード
(1) 使用できる文字の書式は標準密度の横書のみとする。
(2) 文字の表示においては、ヘッダ文及び本文表示領域へ全面固定表示を行った後、動作位置が本文表示領域の下端を越えることとなる場合は、動作位置を仮想書込領域へ移動して表示データを書き込む。フォトグラフィック図形の表示においては、走査方向符号が「1」で縦方向座標が「0」を指定した場合に仮想書込領域へ表示データを書込む。
動作位置がさらに仮想書込領域の下端を越えることとなる場合又はフォトグラフィック図形の仮想書込領域への書込みが終了した場合は、復号を中断して本文表示領域の文字及び図形を標準の表示区画の縦幅分又は論理画素の24倍分上方へスクロールする。スクロールの完了後、復号を再開して、再び仮想書込領域に表示データを書き込み、スクロールを繰り返す。ページデータを最後まで復号した場合は、動作位置が仮想書込領域内にあっても標準の表示区画の縦幅分上方へスクロールし停止する。
(3) 番組形態は一括形番組とする。
(4) 別表第八号に示すスーパーが「1」で、表示区画の着色指定が背景色半輝度白の場合、背景となる部分へテレビジョン画像を信号のレベルを低下させて表示するものとする(シャドー表示)。
(5) ヘッダ文表示領域における制御機能の符号化は、全面固定表示モードと同一とする。
(6) 文字の符号化におけるAPF、APR、APD、PAPF及びAPSにより動作位置が本文表示領域の下端を越えることとなる場合の規定は、全面縦スクロールの本文表示領域においては適用しないものとする。
(7) 仮想書込領域に書き込む場合は、文字及びフォトグラフィック図形に関する符号化を行うものとし、その場合の制限は、次のとおりとする。
       
   
制限を受ける符号等
制限事項
 
   
APB、APF、APD、APU、APR PAPF
仮想書込領域内で使用可能
本文表示領域へ動作位置を戻すことは不可能
 
   
APS、SZX 06/0、SZX 04/1、SZX 04/5、SZX 06/4、SZX 06/11、CDC、WMM、SWF
使用不可能
 
   
一層及び多層フォトグラフィック図形表示
縦方向フィールドサイズ
論理画素の大きさの24倍の整数倍
 
   
横方向フィールドサイズ
全表示領域のみ
 
   
横方向ユニットサイズ
全表示領域のみ
 
   
縦方向座標及び横方向座標
両方とも「0」
 
   
走査方向
「1」
 
       
6 欧文横書の書式
(1) 使用できる外字符号集合は、DRCS―1とする。
(2) 次の制御機能は、使用しないものとする。
C1制御符号 SSZ、MSZ、SZX 06/0、SZX 06/11、SZX 06/4、MCS、MCT

別表第三十号 データヘッダ、データユニット及び制御符号と初期化動作項目との関係
 
初期化動作項目
1 表示画面
2 付加音再生
3 受信側選択
4 定義データ
5 宣言データ
6 符号の指示・呼出し
7 動作の指示
8 状態の指定
データヘッダ、データユニット及び符号
 
データヘッダ
番組データヘッダ(一括形)
     
ページデータヘッダ
新番組番号(非一括形)
○(1)
     
 
継続番組番号
○(2)
○(2)
○(1)
 
     
データユニット
ヘッダー文本文
         
○(3)
○(3)
○(3)
一層フォトグラフィック
             
○(5)
ジオメトリック
         
○(6)
○(6)
○(6)
付加音
         
○(4)
○(4)
○(4)
制御符号
画面消去
       
○(7)
○(7)
○(8)
差替コンシール
         
○(3)
○(3)
○(9)
書式選択
         
○(3)
○(3)
○(10)
1 ○印をつけた項目の初期化を行い、他は初期化を行わないものとする。
2 ○印に付した(1)から(10)については、次に示すとおりとする。
(1) コンシール制御のみを初期化する。
(2) 画、音の各々に対応する初期化禁止ビットが「0」の場合のみ初期化する。
(3) 文字の符号化に関して初期化する。
(4) 付加音の符号化に関して初期化する。
(5) 一層フォトグラフィック図形の符号化に関して初期化する。
(6) ジオメトリック図形の符号化に関して初期化する。
(7) ヘッダー文・本文データユニット内では文字の符号化に関して初期化し、また、ジオメトリックデータユニット内ではジオメトリック図形の符号化に関して初期化する。
(8) ヘッダー文・本文データユニット内ではコンシール制御、マクロ指定を除き文字の符号化に関して初期化し、また、ジオメトリックデータユニット内ではマクロ指定を除きジオメトリック図形の符号化に関して初期化する。
(9) コンシール制御を除き文字の符号化に関して初期化する。
(10) コンシール制御、表示書式、マクロ指定を除き文字の符号化に関して初期化する。
3 初期化を行った時の状態(初期状態)は、次に示すとおりとする。
項目
初期状態
1 表示画面
表示画像
(消去状態)
カラーパターン面 透明(パレット番号0、CMLA8)
パターン面 背景色(0)
背景色 透明(パレット番号0、CMLA8)
フラッシング 指定領域なし
コンシール 指定領域なし
ラスタ面(備考1)
スーパーフラグ0
不透明、半輝度青(備考2)(パレット番号0、CMLA12のデフォルト値に相当)
スーパーフラグ1
透明(テレビジョン映像)
 
表示動作
ブリンク 終了状態
時間制御 動作終了状態
2 付加音
 
演奏停止状態
3 受信側選択
一括形番組
第一ページ選択状態
コンシール制御
コンシール状態
4 定義データ
DRCS
データクリア
DJCS
データクリア
 
カラーマップ
別記第1及び第2に示すカラーマップデフォルト値
5 宣言データ
マクロ文定義
別表第二十号の別記第8に示すデフォルトマクロ
 
ジオメトリック
 
マクロ文定義
すべてNUL
6 符号の指示・呼出し
文字の符号化
指示
G0 漢字系集合
G1 英数集合
G2 平仮名集合
G3 マクロ符号集合
呼び出し
GL LS0(G0)
GR LS2R(G2)
 
付加音の符号化
G0 NUL
G1 付加音制御符号集合
GL 音高音長符号集合
GR 音強修飾符号集合
 
ジオメトリック
G0 NUL及びCS
G1 MACRO及びTIME
 
図形の符号化
GL 図形記述命令符号集合
GR ジオメトリックマクロ符号集合
1価オペランド 1バイト
多価オペランド 3バイト
7 動作の指示
文字の符号化
動作位置
一行横スクロール表示モード
一行横スクロール表示領域の最初の位置(右下端)
その他の表示モード
当該表示領域内において別表第十三号に示す表示書式ごとに指定される最初の動作位置。ただし、全面縦スクロール表示モードにおいては、スクロールを開始した後は、書込領域の最初の動作位置とする。
時間制御 動作終了状態
文字繰返し 動作終了状態
 
付加音の符号化
リピート 動作終了状態
ブランチ ブランチ実行後終了状態
 
ジオメトリック
描画点 ユニットスクリーンの原点
ブリンク すべての描画色について終了状態
 
図形の符号化
時間制御 動作終了状態
8 状態の指定
文字の符号化
表示書式 別表第八号に示す初期表示書式の指定のとおりとする。
文字の大きさ 別表第十三号に示す各書式ごとの文字の大きさ。書込領域にあっては標準とする。
パレット番号 GOL 02/0 04/0
前景色 WHF
背景色 COL 05/8
フラッシング制御 FLC 04/15
コンシール制御 CDC 04/15
アンダーライン制御 SPL
囲み制御 HLC 04/0
縮小着色制御 MCT
極性制御 POL 04/0
書込みモード WMM 04/0
合成制御 CSI 03/0 02/0 05/4
マクロ指定 MACRO 04/15
 
付加音の符号化
音の強さ 別表第二十二号の別記第8に示す「第4レベル」とする。
音のステータス 0
 
一層フォト
前景色 最大輝度白
 
グラフィック
背景色 透明
フラッシング フラッシング終了
 
図形の符号化
コンシール コンシール終了
 
ジオメトリック
次元 2
論理画素サイズ dx=0、dy=0
 
図形の符号化
描画色
カラーモード1
前景色 パレット番号0、CMLA7(最大輝度白)
ラインテクスチャ 実線
テクスチャパターン 完全塗りつぶし
ハイライト ハイライト処理をしない状態
マクロ指定 MACRO 05/15
備考
1 ヘッダラスタ、ラスタ共通
2 新番組番号初ページ番号でラスタ面の色が指定されないとき

別記第1 カラーマップデフォルト値(パレット0)
CMLA
着色指定値
10進値
2進値(MSB)(LSB)
青(MSB)(LSB)
緑(MSB)(LSB)
赤(MSB)(LSB)
0
0000
0001
0001
0001
1
0001
0000
0000
1111
2
0010
0000
1111
0000
3
0011
0000
1111
1111
4
0100
1111
0000
0000
5
0101
1111
0000
1111
6
0110
1111
1111
0000
7
0111
1111
1111
1111
8
1000
0000
0000
0000
9
1001
0000
0000
0111
10
1010
0000
0111
0000
11
1011
0000
0111
0111
12
1100
0111
0000
0000
13
1101
0111
0000
0111
14
1110
0111
0111
0000
15
1111
0111
0111
0111
注 青=0000、緑=0000、赤=0000を透明とする。

別記第2 カラーマップデフォルト値(パレット1)
CMLA
着色指定値
10進値
2進値(MSB)(LSB)
青(MSB)(LSB)
緑(MSB)(LSB)
赤(MSB)(LSB)
0
0000
0000
0000
0000
1
0001
0001
0001
0001
2
0010
0010
0010
0010
3
0011
0011
0011
0011
4
0100
0100
0100
0100
5
0101
0101
0101
0101
6
0110
0110
0110
0110
7
0111
0111
0111
0111
8
1000
1000
1000
1000
9
1001
1001
1001
1001
10
1010
1010
1010
1010
11
1011
1011
1011
1011
12
1100
1100
1100
1100
13
1101
1101
1101
1101
14
1110
1110
1110
1110
15
1111
1111
1111
1111

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