5G高度化等に向けた総合的・戦略的な国際標準化・知財活動の促進

1.事業の目的

５G等の情報通信インフラは今後の経済活動や国民生活を支える重要な社会基盤であり、今後の５G高度化等に向けて、携帯電話サービス以外の工場やサービス分野の無線通信の利用は増大することが想定されます。これら新たな対象領域の市場は高い成長が見込まれており、今後日本が市場シェアをより確保できる可能性があります。

国内の限られたリソースを効果的に活用し、日本が市場シェアを確保するためには、戦略的に分野を絞った上で、標準化活動を推進することが重要です。そこで、本事業は、グローバル市場の参入機会の創出・拡大、サプライチェーンリスクの軽減等の観点も踏まえ、５G高度化等技術の標準化の推進を支援することを目的としています。

2.事業の概要

①　標準化拠点機能の整備・活用

5G高度化等において、我が国の標準化・知的財産権の取得に向けた取組を抜本的に強化するため、産学官の主要プレイヤーを結集した拠点機能を整備し、それを核として、知的財産権の取得を含む標準化への取組を戦略的に展開しています。

②　国際共同研究の実施

国際標準化活動を研究開発の初期段階から推進するため、信頼でき、かつ、シナジー効果も期待できる戦略的パートナーである国・地域の研究機関等との国際共同研究を着実に実施します。