1.事業の目的
太陽フレアの影響等により、電波の伝わり方に異常が発生した場合、電波を用いた通信・放送システム等への障害が発生する恐れがあります。
太陽フレア等が通信・放送システム等に及ぼす影響を高精度に分析・予測するためには、我が国上空の宇宙空間において宇宙環境の変動を観測することが必要であることから、次期静止気象衛星(ひまわり10号)に搭載可能な宇宙環境センサを製造します。
ひまわり10号の打ち上げ後、同装置により取得されたデータを用いて宇宙天気の状況把握・分析のために活用します。
2.事業の概要
「次期静止気象衛星(ひまわり10号)に搭載する宇宙環境計測装置の開発」に係る業務を国立研究開発法人情報通信研究機構に委託しています。
気象観測装置と同時搭載可能な宇宙環境センサのプロトフライトモデル製造及び計測データを伝送・処理するための地上システムの構築を、令和6年度から令和11年度までの6か年で実施する計画です。
【イメージ図】
担当:国際戦略局宇宙通信政策課